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WebブラウザのJavaScriptコンソールでは、jQueryを使ってなくてもjQuery風に要素を抽出できる

株式会社サブスレッドのみずしま a.k.a mzsm(@mzsm_j)です。こんにちは。

タイトルのとおりなのですが、Webブラウザの開発者ツールのJavaScriptコンソールでは、Webサイト側でjQueryを読み込んでいなくてもjQuery風の書き方で要素の抽出が可能です。

まずはjQueryを読み込んでいるサイトの場合を見てみましょう。

当然のことながら、jQueryのセレクタがそのまま利用できます。

次にjQueryを読み込んでいないサイトでは…

jQueryは読み込んでいないはずなのに、$に何か生えてますね。

jQueryっぽくセレクタを書いてみると…

要素が抽出できました。

実は、JavaScriptコンソールが勝手にjQueryを読み込んでいる…というわけではありません

これは、Command Line APIというもので、Chromeの開発者向けサイトにもちゃんと記載されています。

jQueryによく似たAPIを提供していますが、jQueryとは別物なので動作は同一ではありません。
例えば先ほどのケースでは、jQueryではセレクタに該当する要素すべてが抽出されていますが、Command Line APIでは最初に一致した要素ひとつのみが抽出されています。
jQueryと同様に該当する要素すべてを抽出したい場合は、$$(セレクタ)と書きます。

今回はChromeの場合を紹介しましたが、Firefoxの開発ツールや、Microsoft EdgeのF12開発者ツールでも同様の機能が利用できます。

実態を明かすと、$(セレクタ)document.querySelectorの、$$(セレクタ)document.querySelectorAllのショートハンド(略記法)となっています。
これらのメソッド、実はFirefoxでは3.5から、Chromeでは1から、IEでも8から実装されていました。
けっこう前から存在していたのですけど、知名度が低い…(あと速度を考えるとdocument.getElementByIddocument.getElementsByClassNameなどのほうが早い)。

JavaScriptコンソール、console.logの出力を見るだけの場所じゃなくて、実は意外といろんな機能が入ってるんですよ?というお話でした。

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